お稽古してるけど、いまひとつ中途半端で上達しないけれど、ちょっとづつの変化の記録です。
好きな作品を紹介しています。 : 本
久しぶりに、面白い本を読んだなと思える凄い作品でした。作者は、インタビューに答えて『私はこの世界を子供時代のメタファーにしたかったのです。』『私は、子供時代がどういうものであるかを象徴させたかったのです。読者は(子供の気持ちになり)外で何が起こっているのか、と想像するでしょうと言っています。この本を読んで子供の時、親が自分より、誕生日が一日遅いのになんで、年を取っているのか不思議に思った事など色々思い出しました。そう確かに色々な事は知らされずに、自分の想像する世界の輪郭はとてもあやふやで、あいまいだったし、今だって色々な事をわかったような振りしているけど、あまり状況は変わっていないようで怖くなりました。
http://www.globewalkers.com/ohno/interview/kazuoishiguro.html
テレビでストーリーを聞いてからよんだのですが、何も知らないで読みたかったな。でも知っていたからといって、面白さが半減するような柔な作品ではありませんでしたが・・・読み進むにつれて、静かなのに心揺さぶられるような衝撃があります。